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3歳児健診

法律で定められている乳幼児健診のひとつ。自治体の保健センターなどでおこなわれる集団健診です。3歳児は心と体の発達が著しく、社会性や生活習慣の基礎を身につけ始める大切な時期。幅広い健診内容で心身の発達状況を確認し、病気や異常がないかをチェックします。

この3歳児健診では、事前に準備することがたくさんあります。自宅でおこなう視力検査やささやき声検査、尿採取、問診票への記入を忘れずに。それらの健診キットに興味を示す子も多いので、遊び感覚で検査を楽しんでくださいね。

診察内容

□身体測定
□歩行の観察(部屋へ入る時の歩き方、高さ20cmの台から両脚で跳び下りる)
□一人で椅子に座る
□あいさつや会話の確認(名前や年齢を聞かれる)
□胸の聴診
□頭、顎、おなかの触診
□性器の状態(場合によっては肛門も)
□視覚(ヒルシュベルグ検査、ペンライトを目で追うかなど)
□聴覚
□歯科健診 など


健診のポイント

身体測定
身長、体重、頭囲、胸囲を測りますが、会場で嫌がる子も多いため、あらかじめ自宅で測っておくように指示する自治体もあります。ここでは主に肥満や痩せ具合、低身長などをチェック。と同時に、問診項目にもあるおやつの回数や好き嫌いの有無など、食生活と発達状況を照合する意味合いもあります。


言語機能の確認
小児科医からのあいさつや質問に対する言葉のスピードを見ます。また、1つの単語しか言わない、一方的に喋るなど、表出性言語障害や広汎性発達障害の兆候をとらえ、その後の発達を支援する目的でおこなわれています。


落ち着きなど状態の観察
元気いっぱいで好奇心旺盛な3歳児のことですから、多少じっとしていなくても問題ありません。自閉傾向なども含めて総合的に診察した結果、ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状と認められることもあります。


問診
着替えをひとりでしたがるか、ごっこ遊びをするかなど、生活にまつわる質問が多くあります。自治体によっては朝ごはんの有無やTVを観る時間など、生活習慣のアドバイスに重点を置いているところも。

なによりも、ママの悩みを把握するのが目的です。乳児だった頃に比べると、周囲からのサポートは少なくなっていくもの。その上、3歳児は何にでも「イヤ!」と答える反抗期でもあります。そんなママが何を不安に感じているか、親子関係で困っていることはないかを保健師さんが聞いてくれます。


フッ素塗布をする場合

歯科健診で、希望すればフッ素塗布をしてもらえます。この時のブラッシング指導では歯ブラシを無料でもらえることも多いのですが、普段から使い慣れている歯ブラシを持参することをおすすめします。子どもの緊張を和らげる他、帰ってから積極的に歯みがきをしたがる可能性もありますよ。

また、フッ素塗布後の30分間は飲食ができません。ただでさえ興奮して喉が渇きやすい状態なので、歯科健診の前には水分補給をしておくと良いでしょう。