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母乳の授乳方法

赤ちゃんに母乳をあげるのは幸せなひと時。と同時に、幾度となく繰り返す重労働でもあります。ママが無理なく授乳できるよう、安全で楽チンなコツを知っておきましょう。

授乳前の準備

楽な体勢を保てる授乳クッションなどを、あらかじめ準備しておきましょう。また、授乳後に赤ちゃんが母乳を吐くこともあります。タオルは手元に数枚用意しておくと、慌てなくて済みます。それと、授乳前はママの手をきれいに洗っておきましょう。出産直後でお風呂に入れない間は、乳房もタオルや清浄綿で拭きます。

母乳の授乳の基本

まず、ママの乳首の高さまで赤ちゃんの口を持ってきます。授乳クッションやソファの肘あてなどを上手く使って、楽な姿勢を見つけてください。赤ちゃんが楽なのは、体がよじれていない状態。耳・肩・腰のラインが並ぶように、まっすぐ支えてあげましょう。

次に、ママの指の間で乳房の前の方をはさみ、赤ちゃんが口を開けたら深く押し入れます。ここで大切なのは、乳首だけを吸わせないこと。浅くくわえさせると、乳首が傷つきやすくなり、母乳の出も悪くなります。乳輪まで深くふくませましょう。

しばらく経ったら反対の乳房と交代します。赤ちゃんの飲む量や母乳の出具合にもよりますが、5分ぐらいを目安にすると良いでしょう。新生児は2分おきでも構いません。頻繁に替えた方が、母乳の分泌を促したり、乳首が傷つくのを防ぐからです。

切り上げるタイミングも十人十色。新生児は、最初の10分で必要な母乳のほとんどを吸ってしまうので、それぐらいを目安にすると良いでしょう。生後2週間を過ぎたら10分以上吸わせてもOK。赤ちゃんの様子を見ながら続けるうちに、タイミングが掴めてきます。赤ちゃんの口から乳首を離す時は、乳輪の上や横を押してくぼみをつけ、優しく外すようにしましょう。

飲み終わったらゲップをさせます。赤ちゃんは母乳と一緒に空気も飲み込みます。それが胃に溜まったままだと、横になったときにゲップと一緒に母乳を吐いてしまう場合があるからです。赤ちゃんの上体を起こして抱っこし、背中を軽くトントンと叩きましょう。中にはあまりゲップをしない赤ちゃんもいます。もし2分以上叩いてもゲップをしなければ、そこでやめてもかまいません。

授乳スタイル

とにかく楽な姿勢が一番!一般的なのは、ソファなどに座って片手で支える姿勢ですね。他にも、膝の上に座らせて縦に抱っこしたり、テーブルの上に赤ちゃんを寝かせるスタイルもあります。

帝王切開や会陰切開をしたママは、寝た方が楽なら添い寝しながら授乳してください。ただし、うたた寝には十分注意しましょう。生後3か月くらいまでは、ママが寝てしまうと赤ちゃんが乳房で窒息する可能性があります。お疲れだとは思いますが、気を付けてくださいね。

無理な姿勢を続けると、ひどい肩凝りや腱鞘炎になることも。リラックスできるスタイルを見つけてくださいね。