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母乳の授乳間隔

「母乳だけで育てたい!」と願うママにとって、一番大変なのは“出にくい時にどう乗り切るか”ということ。そこで「絶対にミルクは足したくない」とストレスを溜めたり、頻回授乳で疲れ果ててしまっては本末転倒です。

母乳の出方も、赤ちゃんの飲む量も、十人十色。ママが頑張り過ぎずに希望の育児を叶えられるよう、ここでは母乳の授乳間隔の目安をご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

1週~2週

まだ、毎回同じように乳房が張ってくることはまずありません。赤ちゃんが泣いたら吸わせるのが目安ですが、授乳間隔は1~3時間と安定しません。深夜の授乳は2回ぐらいの人が多いようです。それを合わせて、授乳回数は1日7回ぐらいに留めたいものです。

なぜなら、1日に10回以上吸わせると、乳首に傷が付いて飲ませられなくなることがあるからです。痛い時は小児科医や助産師に相談して、早めにケアしてください。

2週~1カ月

まだ授乳を規則正しくするのは難しい時期。泣いたら吸わせるのは変わりませんが、1日7回ぐらい飲んでいれば安心です。中には授乳間隔が30分、12回以上授乳する場合もあります。大変な時期ですが、だんだん赤ちゃんも飲み溜めができるようになっていくので、もう少しの辛抱ですよ。

1カ月~2カ月

ママの乳房の張り方は毎回違い、赤ちゃんが次に空腹を感じる時間もまちまち。2~3時間毎に泣いたら吸わせてください。小食の赤ちゃんもいますが、5時間空くと乳管が詰まりやすくなります。できるだけ3時間おきぐらいに含ませてみましょう。

2カ月~3カ月

赤ちゃんが一度に飲める量が増えてきて、授乳間隔が伸びる頃です。今までよりも授乳間隔が1~2時間伸びることが多いようです。

一方で、母乳の出方が少なくなってくることも考えられます。赤ちゃんが今までよりも早く泣くようになったり、夜中に何度も目を覚まして泣くようになったなら、それは母乳不足のサインかも。今までより授乳間隔を短くして、頻回授乳を試してみましょう。

3カ月~4カ月

この頃には、授乳の回数はだいぶ安定してきます。飲み溜めする赤ちゃんだと、授乳間隔は4時間、深夜はなしで済む場合もあります。赤ちゃんの飲む量は本当に様々。授乳間隔は4~5時間で深夜に1回という赤ちゃんも多くいます。母乳が出にくくなってきたと感じたら、そろそろ母乳以外のもの(みそ汁、スープなど)をあげ始めて、徐々に離乳食へ移っていくと良いでしょう。

4カ月~5カ月

母乳を良く飲んでいて体重が順調に増えていたら、離乳は翌月からでも遅くはありません。一方で、母乳の出方が減ってくるママが多いのもこの時期。赤ちゃんのお腹が空くタイミングに母乳の出が追い付かないようだったら、離乳食へ移る準備を始めましょう。

ママも赤ちゃんも、「毎回出る量も違えば飲む量も違う」ということを忘れないでくださいね。